淫らな眠りへの誘い
中学の入学式・・

私たちは母親たちが仲良かったせいもあって一緒に出席した。

あ~明日から冷やかされるだろうなあ

そんな事を考えながら仲良く話しながら歩く母親たちの後ろを

彼と歩いた・・・といっても彼の後ろをトボトボとついて行っただけだけど・・

中学・・

馴染みのある顔とない顔・・

ここら辺の小学校の3校を卒業した子供達が通ってくる。

私にも友達が出来るかな?人数が多い分噂に惑わされずに友達になってくれる子もいるかなっと少し期待してた。

私の噂・・・それは事実・・私の存在を汚いものとするものだった・・

私の母は16才で私を産んだ・・キャバ嬢だった時に・・

16才・・もちろんキャバクラで働ける歳ではない・・

でもしょうがなかった・・おばあちゃんが病気になったから・・

当時高校生だったお母さんは以前遊びに行った東京で声をかけてきた

スカウトの人のお店で働き出した。

学校と看病・・短時間で稼げる仕事だったから・・

可愛い見かけにかかわらず母子家庭でしっかりしていた母は

夜の街にも流されない自信があった。



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