イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
とりあえず安心したものの、あたしの体は藤くんの胸に埋もれたまま。


なんならずっと、このままでもいいけどね……。


「……おい、いつまでくっついてんの?」


「キャアァッ!」


白けた感じの藤くんの声に、あたしは一気に我に返った。


そして、慌てて藤くんの胸から体を離した。







「ごっ、ゴメンね! つい……」



「別にいーけどな」


冷めた目であたしのことを見てるのかと思いきや、藤くんは微かに笑ってる。



「怒って……ナイの?」



< 380 / 448 >

この作品をシェア

pagetop