イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
「なんだよ、他になんか言って欲しい?」


藤くんは、あたしが欲しい言葉がよくわかってるみたいで、


クールな表情を崩して、ニヤニヤし始めた。



「べっ……別にー」


強がってそんなことを言ってしまう。



「あっそ」


簡単に引きさがられて、ガッカリ。


うー、もぉ藤くんのイジワル……。



せっかく気合い入れて来たのにぃ。








その後は特に会話をするでもなく、揺れるバスの中で、ただ藤くんにしがみついていた。


それでも十分、幸せなんだけどね!


< 408 / 448 >

この作品をシェア

pagetop