イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
「葉月ちゃ~ん、一緒に教室行こ」



藤くんがあたしのとなりにいるのに、タクトくんが近寄ってくる。



そして、



「葉月……いや、優花! 俺と一緒に帰るよな。帰り、教室まで迎えに行くから」



まだまだ懲りない翔くんが、藤くんを押しのけあたしの前に出てこようとする。



「あ~……アタマ痛ぇ……。なんだよ、コイツら……」



藤くんはさっき翔くんとやり合ったときに力を使いきったのか、もう向かっていこうとはしなかった。








「ちょっ……ちょっと! やめてってば……」



翔くんとタクトくんが両脇からあたしを抱えこむ。



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