アフターストーリー~春河家のドタバタな日常~

どうすっべ・・・


「ど~っすべかな(苦笑)」
「このまま廊下に出す勇気ないっすよ・・・。」
「んだな・・・2階の廊下に出しておくと椿の目に入るし、1階に持っていくと、火燐達が何言いだすか・・・。」

彼らは屋根裏部屋でじっと考え込む。
考えている数分間、その部屋には重い空気が流れ、彼らの肩にのしかかってくる。



「あっ!」



緑涼は何かを思いつくと、部屋にあった雑誌の冊数を数える。


「ど・・・どうしたんですか?」
「見えなきゃいいんだべな?」
「そうっすね・・・」

そういうと、緑涼はそそくさと禮漸の部屋を後にした。
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