君の涙にキスを ~燐&蓮編~
Ⅳ.未来を信じて
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それから、俺達はこの後にまっている

緊急招集に一緒に赴いた。


そして、そこでは優月が同胞達を前に啖呵を切った。

そもそもある一族が騒ぎ始めたのが発端ではあったけれど

なんだか清々しくも感じられる発言だった。


人間である雪兎を守る為

例え同胞であろうとも、手出しは許さない。


この時ほど、俺は優月の世話役になれて良かったと思った事はない。


やっぱり優月は、心がまっすぐで自分に正直で

芯のある強い心を持っている。
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