君の涙にキスを ~燐&蓮編~
綺麗―――――――

心から、そう思った。

月明りに照らされて、女性らしい丸みと

しなやかな身体のライン。

形のいい、胸のふくらみ。

キュッと引き締まったウエスト。


まるで、月の女神のようだ。


「り、燐?」

「麻子、綺麗だよ。こっち来て。」

そういうと、麻子はゆっくり歩き俺の胸にトンッと額をあてる。


「燐の心臓。すごく早い。」

「ん。麻子の所為だから。責任とってね。」

悪戯っぽく微笑むと、そのままベッドに雪崩れ込んだ。


その夜は、麻子の艶やかな声に溺れ、愛を囁き合い、お互い欲情し

抱き合った。もちろん、麻子の全てを食べ尽くした。


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