キミがくれたモノ




杏里ちゃんが
ゆっくりと近づいて
あたしの頬に触れた。


「つかさって可愛いよねぇ~。可愛いしぃ頭もいいなんて絶対モテるよぉ!」


杏里ちゃんの動きが止まった。

「でもさ……」


杏里ちゃんの後ろから
璃梨果ちゃんがバケツを持って歩いてきた。


「そんなに頭がいいなら
別に学校に来なくていいんだよ?」



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