天神学園高等部の奇怪な面々35
帳とお腰につけた桃饅頭
という訳で日曜日。

天神学園校門前に、月見大会に参加する面子が集まりつつあった。

『何でこんな早くに集合なんですか?まだ午前中ですよ?』

頭の上にクエスチョンマークを浮かべる小夜。

その証拠に、涛波は予告通り兄弟で水族館に行っているらしいし、ピクシーはパパとやらにくっついて飛び回っているらしいし。

ここにいるのは帳、リディル、レッドと…。

「あの…」

リディルが見つめる視線の先で、電柱にコソコソ隠れている咲耶姫…。

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