天神学園高等部の奇怪な面々35
「ま」

派手に騒いでいる天神学園の面々を盲目の瞳で見つめながら、生徒会長は呟く。

「イリアさんもすぐに、涛波君に同情するようになります」

「は?」

振り向くネコミミメイドの前で、生徒会長は瞳を細めた。

「私達3年生が卒業するまで数ヶ月…その間に涛波君をビシビシしごいて鍛え上げて…必要ならば幾度となくジェノサイドして…私達不在でも天神学園を切り盛りしていけるような、立派な生徒会役員に成長して頂かないとね…」

あらやだ、生徒会長グッドスマイリング。

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