抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
修也は、微笑んで、

俺たちに近寄ってきた。

・・・

「動くな」

・・・

そう言ったのは、

修也の後ろから、

出てきた斎藤。

・・・

手には一丁の銃が。

・・・

「そんな物騒なもの、

締まってください」

そう言った修也は、

とても冷静だった。

・・・

「いいえ、しまいませんよ。

社長と楓様が、無事に帰るまでは、

これはしまいません」

そう言った斎藤の手は、

明らかに震えていた。

・・・

「斎藤、しまえ」

拓哉の怒声が響いた。
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