抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
「楓」


「てたの?」


「え?」


「私の両親は、

進藤建設の社長だって、

拓哉は知ってたの?」


「・・・」


楓の質問に無言で頷いた。


「ママ。パパ、

どうして私は何も知らないの?」


それだけ言った楓は、

秘書室を飛び出した。

「楓!!」

お母さんが叫んだ。


「楓はオレが何とかします」

そう言い残し、

楓の後を追った。
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