Diva~見失った瞬間から~
第3章

♯報告♯


「………奏乃さん。」


「………………………………はい……?」

今日は火曜日。

蒼空君の誕生日の次の日。


毎年の様に、時鶴が私の机まで来て、

「昨日楽しかったね~♪」とか

言われるのかと思ったのだが。

何故か今年は違っていて………。


「………奏乃さん?」


「え、いや…はい?」

何故か窓際に

追い詰められています(゜Д゜;)。


目の前の時鶴が未だかつて見たことの

無い程の真剣な顔をしている(汗)。


「「…………。」」

……しばしの沈黙。


沈黙が続く間、時鶴は一瞬として

私から視線を外さず、

ただジッと見ていた。


「………な、何?」

流石に耐えられなくなった私は

時鶴に聞いた。


「………。」


「………?」

いや、マジで何。





< 67 / 500 >

この作品をシェア

pagetop