【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。
「………でも、アイツは付き合ってから変わった。俺に告白してきた女子みんなに嫌がらせを始めて、俺を束縛するようになったんだ。だから別れた」
そんなことがあったんだ……。
「……また俺を好きになったヤツにアイツが嫌がらせとか別れさせようとしたら困ると思って俺は……」
西内君はそこまで言うと、一息おいた。
「……人と関わるのをやめたんだ」
「え………?」
じゃあ、西内君が無口で無愛想になっちゃった本当の理由は……そういうことだったんだ。
「んで、必死に勉強してアイツよりレベルの高い高校に行って、できるだけアイツを関わらないようにした。でも、高校でもまた付き合ったりして麗奈にばれたら困るから彼女なんていらないって思って無口で無愛想を装っていた。でも……」
西内君はまた一息おいた。
「でも……未愛が初めて喋りかけてきたとき、未愛に惹かれた」
「え……?」
「ダメだってわかってたけど我慢できなくて……だから、付き合ってることをクラスメイトにばれたくないって理由で隠そうって言ったんだ。」
「そうだったの………」
私……西内君のこと少しは知ってたつもりだったけど、何も知らなかったんだ……。
「あの……じゃあ麗奈ちゃんに『やり直そう』って言ったのは……」
「未愛、まだアイツのこと信じるのか!?」
「………っ」
西内君に怒鳴られ、体がビクンっと跳ねる。
「俺は、未愛しか見てない。他の女になんて興味ないんだよ」
西内君……っ