【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。
―――放課後、図書室にて。
颯太とグダグダ喋っていた。
「……未愛、ほんと頑張ったな。」
「ううん、颯太のおかげだよ!!」
颯太がいなかったら、私はこんな点数取れなかった。
「いや、未愛の実力だ」
「………颯太、ありがとう」
颯太には感謝の気持ちしかない。
「てか、颯太はどうだったの?」
「ん、満点に決まってるだろ」
颯太は得意げに言った。
さすが……秀才はすごいなあ…。
「んで、ご褒美決めた?」
颯太の言葉でご褒美のことを思い出す。
「あー…えっと……一応、ね」
颯太、何て言うかな……?