青春LIFE

「すいません」

…?誰かに話しかけられた。
振り向いてみると、優奈と同じ華帝高校の制服を着た女の子。


「あ、はい」

怖かったかな…同じ華帝生なのに第一印象から悪いのは困る。
言い直そうと「えっと」と言うと、

「華帝一年生だよね?良かったー!私、1人で不安だったんだよねー!あーもうホントどうしよとか思っててさ…」

…マシンガントークかよ。
まぁ嬉しいけど。まさかこんな所で話しかけられるとは。


「ねー!名前、教えてよー!あ、でも自分から名乗るべきだったりする?あーやっぱそうだよね!うん、私、遠山美奈。あ、美しいに奈良の奈!いやー美しいってわけじゃないんだけどねー?」

話が長い。そしてテンションが高い。
声もデカい。まぁいいけど。


「神崎優奈。よろしくね?」

まぁスマイルを心がけている。

「優奈ー?うん、いいねー!似合ってるよ、名前!あ、そうだ!私の事は美奈って呼んで!よろしくーっ!」


…テンション。
でも友達1人目!これは正直嬉しい。

< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop