青春LIFE
「すいません」
…?誰かに話しかけられた。
振り向いてみると、優奈と同じ華帝高校の制服を着た女の子。
「あ、はい」
怖かったかな…同じ華帝生なのに第一印象から悪いのは困る。
言い直そうと「えっと」と言うと、
「華帝一年生だよね?良かったー!私、1人で不安だったんだよねー!あーもうホントどうしよとか思っててさ…」
…マシンガントークかよ。
まぁ嬉しいけど。まさかこんな所で話しかけられるとは。
「ねー!名前、教えてよー!あ、でも自分から名乗るべきだったりする?あーやっぱそうだよね!うん、私、遠山美奈。あ、美しいに奈良の奈!いやー美しいってわけじゃないんだけどねー?」
話が長い。そしてテンションが高い。
声もデカい。まぁいいけど。
「神崎優奈。よろしくね?」
まぁスマイルを心がけている。
「優奈ー?うん、いいねー!似合ってるよ、名前!あ、そうだ!私の事は美奈って呼んで!よろしくーっ!」
…テンション。
でも友達1人目!これは正直嬉しい。