恋はいっぽから!
「…さすがにドキっとしたぁ……。」



高津くんは大の字になって…。



バフッとベッドに倒れ込む。





「かわいい、絶対にかわいい。俺が…保障する。」




「………!」




「…今のセリフ…、そっくりそのまま言えよ?今みたいに…笑って。」



「……先生の前では…笑えないわ。」



「…ダメ、笑え!普段笑わない奴の笑顔ほど…グッとくるもんはねーぞ。」



「……そういうもの?」



「そういうもんなの!」



「……そっか……。」





高津くんは……、



いつも私を見ていてくれたんだもの。



彼の言うことには……



絶対の信用がある。








「……ねえ、高津くん。」



「………うん?」



「もし、今度高津くんに何かあったら……。真っ先に私が駆け付けるから。」



「…………。」



「どこにいても。すっ飛んでいくわ。」




「………。お前は……リスか。」




「………!その言葉…、そっくりそのままお返しするわ。」





私は……幸せ者ね。



こんな変人に寄り添ってくれる人がいるんだもん。






もう………






怖くなんかない。







当たって……


砕ける覚悟を………!








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