【完】☆ツンデレ王子とあたし☆
俺は雑誌を買いにコンビニに行った帰り、偶然優に会った。


アイツは急に抱きついてきた。どうしたんだ?そう思ったが、久しぶりだな…と顔が自然と緩んだ。


優が買い物に行くところだったので買い物に付き合った。


日も落ちかけ、夕日が綺麗になりカラスが鳴いてるのを聞きながら俺たちは歩く。


いつもは全然意識してなかったが、コイツこんなに足短いんだな….。


改めて歩幅が全然違うことに気がついた。


てくてく俺に着いてこようと頑張ってる優を可愛いと思っていた。


何だ?このキュンと守りたくなるような気持ちは…。




俺と優は小さい頃から二人でよくおつかいに行っていた。


あのころは、俺も優も小さくて二人で協力して荷物を持っていた。


ほとんど、俺が持ってたけどな…。


それが今では、俺の方が身長も手の大きさも確実に大きく、優がすごく幼く見える。


重そうに荷物を持つ優。バーカ。ほーっとけるわけねーだろ?


「ほら、荷物貸せ。」


そういうと、優はうつむいて

「ありがと…///」


照れているようにも見えた。
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