私の恋の相手は幽霊くん。
優しく、割れ物を扱うみたいに、
私に服を着させてくれた。
「…家に帰ろ」
「うん」
「もう、俺から離れるな」
ぎゅっと手を握ってくれて。
私たちはホテルをあとにした。
懐かしい篤真の車に乗って。
向かった先は篤真の家。
「歩ける?」
「うん、平気」
さりげなく、気を使ってくれるとことか。
どんどん、好きになってしまう。
あんなにも傷ついていたのに。
それをすべてこの人は。
好きな気持ちにさせて癒してくれる。