dear 青空の下の君へ


そんなこんなであれからよく絡んでくるようになった水城くん。

でもはっきり言ってウザいかな。

中間近いのにずっと「たこ焼き」って。

とにかく勉強させてください、水城くん。


「…」

「なー透」

「ん…っ!?」


唇にやわらかい感触。


「あっれ、透ドキドキしてない」

水城くんが手にしているのは恋のポイント110!

先生め、何渡してるんだ…!!!!!



「俺、透が好きかもしんない」

「は、は、はは、さっきから何を言ってるの…」

「だって、俺すっげー今ドキドキしてるっ」

水城くん、可愛く笑ってもだめです。

でもなんでこんな私ドキドキしてるの…!!!

「それは、あれだよ、私しか友達いないから」

「絶対違う、俺透が好き!」

「それは友達としてだよね、」

「いや、性的な意味で!」

「じゃ、じゃあね、水城くんが友達をつくれたら、考える」

「わかった!頑張る!!」


さて、宣言してしまいました。

どうしましょう。


そしてここから波乱万丈な日々が始まる

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