誰も信じない
「何かさー。」


コンビニ弁当を食べながら、新田が口を開いた。


「橘さんってバリアー張ってない?」


「え?」


「誰も近づかないようにって、バリアーしてるでしょ。(笑)」


「…。」


「俺、わかるんだよね、そういうの。昔の俺もそうだったから。」


「え?」


『昔の俺』って?私も新田さんと同じように、誰も信じられないって時期があったの?だとしたら、どうやって抜け出せたの?







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