誰も信じない
しばらくして、会議をしていた営業の人達が、ミーティングルームから出てきた。

私はさりげなく立って、お茶を片付けしに行った。



部屋に入ったら、一人まだ残ってる。

この後姿はすぐに誰だかわかった。


「新田さん。」


「ああ、お茶片付けるの、手伝うよ。」


「大丈夫ですよ。新田さん、お仕事があるんだから、戻っていいですよ。」


「気にすんなって!」







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