誰も信じない
「うまっ!マジうまい!」


「そうですか?ありがとうございます。」


嬉しくて恥ずかしくて、私はまた俯いてしまった。


「橘さん、料理上手なんだなー。そういう人が奥さんだったら、きっと幸せだろうなー。」


ドキン!


新田さんの言葉に、私の心臓が高鳴った。ちょっとだけ、ちょっとだけね、想像してみたからなの。





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