誰も信じない
電車に乗ったら、深夜なのに結構混雑していた。


「途中まででいいですよ?」


「いや、夜道は危ないから、ちゃんと家まで見送るよ。」


「大丈夫です。」


その時だった。




ガタッ!



「きゃっ!」


電車が大きく揺れて、私はバランスを崩して倒れそうになった。

でも天野さんが受け止めてくれたから、私は倒れなくて済んだ。





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