誰も信じない
私は天野さんに話した。



上原学先輩との恋愛。

近藤愛理という親友だった人からの裏切り行為。

両親のことも全て話した。



途中何度も何度も天野さんは、私の頬を伝う涙を、そっと指で拭ってくれた。


「そっか。」


天野さんは、




そっと、





抱きしめてくれた。







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