誰も信じない

飲み会

「橘さん、いつも飲み会に来ないけど、今日は強制参加だぞ。」


いきなり上司に言われて驚いた。


「用事があるんですけど…。」


「どんな用事?」


「あ…えっと…。」


まさか聞かれるとは、思ってなかったから、口実を考えてなかった。


「えっと…、習い事をしているんです。」


「嘘だろ、それ。はい!参加ね。」


「ちょ、ちょっと待って下さい!」


周りの視線が、私に集中している。



出たくないなー。





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