誰も信じない
「どんな訳があるのかは聞かないよ。ただ何か困ったことがあったら、俺でよければ聞くからさ。ま、大した力になれないかもしれねーけど。(笑)」


一瞬、新田に話してしまいたかった。私の過去を。私の苦しみを。

でも『信じたらダメだ。』って、心のどこかでブレーキがかかっている。『信じても、どうせ裏切られるだけ。』って、心の片隅で傷ついたままの私が叫んでいるんだ。





< 84 / 507 >

この作品をシェア

pagetop