俺たち男という生物(もの)は。





「たまには本借りてねっ。」

「あー…はい。
いつになるかは分かんない
すけど。」


と、平然に答えたけど。


名前を呼ばれただけで、
なぜか心臓が飛び上がりそうに
なった。
女に名前呼ばれただけだぞ?

いつから俺はこんな
女々しくなったんだ?
キモいキモい、
自分かなりキモい。


おれは心の中で
今のは軽くなかったことに
した。




< 102 / 114 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop