俺は黒船☆お前の鎖国を解いてやる?!

気づいた感情

「何?流星、また告られたの?今週になってもう何回目だよ?マジ、お前ってあり得ないほどモテんなぁ~」


教室に戻ると、優太が寄ってきた。


優太だってサッカーが上手くてモテるほうだ。


彼女がいるから、告られないだけだろうが・・・・・。


「どうでもいいよ」


俺は少し投げやりな気分でそう言った。


「また、そう言うこと言ってぇ~。」


ニヤニヤした優太の顔が俺を覗き込む。


「どうでも・・・いいんだ。俺、自分でも分かんねぇ。」


分からないのは自分の気持ちの先のこと。


俺はどうしたいんだろう。


「香織ちゃんのこと・・・か?」


自分のこの気持ちに気づいてしまった俺は、


この先、どうすればいいんだろう。


「分かんねぇ・・・・・」
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