俺は黒船☆お前の鎖国を解いてやる?!
心臓の音が聞こえちゃうんじゃないかと思うくらい、ドキドキした。


「・・・・・うん」


ひと言答えるのが精一杯だった。


こんな風に目が合って、


こんな風に嬉しく思う。


本当はずっとそうだったのかもしれない。


転入してきて、この教室に入って、この席に座った・・・・・


あの瞬間から。


でももう傷つくのがイヤで、傷つきたくなくて・・・・・


逃げていたのかもしれない。


【好き】だと思う感情から・・・・・。


【あたしはこの人が好き】・・・・・もうこの想いから逃げたくない。


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