未来GIRL
渋谷の空はオレンジに染まり、歩道ではアルバイト店員たちが居酒屋やバーのチラシを配ってる。
「もう店の目星はついてるのか?」
「Sホテルのレストラン。そこでフレンチでも食べよう」
「バカ言え。オレ、金持ってねえぞ」
「ワタシが払うから大丈夫だよ。マモルがお金ないこと知ってるし」
「さっきから気になってんだけど、何でオレの名前知ってるわけ?」
「この前、田舎のお母さんと電話で喋ってじゃん。アンタのお母さん、声デカいね~」
「ほっとけ」
「アンタのこと、マモルって言ってる声が聞こえたのよ」
「そういうことか」
「もう店の目星はついてるのか?」
「Sホテルのレストラン。そこでフレンチでも食べよう」
「バカ言え。オレ、金持ってねえぞ」
「ワタシが払うから大丈夫だよ。マモルがお金ないこと知ってるし」
「さっきから気になってんだけど、何でオレの名前知ってるわけ?」
「この前、田舎のお母さんと電話で喋ってじゃん。アンタのお母さん、声デカいね~」
「ほっとけ」
「アンタのこと、マモルって言ってる声が聞こえたのよ」
「そういうことか」