好きと嫌い


「はぁ・・・間に合ったー」


全速力で走ったおかげでなんとか遅刻は免れた。私は乱れた息を整えて席につく。


「ねータカぁ今日遊ぼう~」

「カラオケ行こうよ!」


「いいよ~行こっか。」


席についてまず目に入ったのがたくさんの女の子に囲まれてる伊能君の姿。

やっぱりモテモテ、だな~

しかも伊能君の周りにいる女の子達は皆可愛い子ばっかり。


「・・・」


伊能君はあの子達にも今朝私にしたみたいにキスをしたりするのかな。

私は伊能君が他の女の子とキスをする姿を想像してしまった。

「っ~!!」


ダメダメ!絶対ダメ!私は首をぶんぶんと振ってその想像を掻き消した。


想像でもこんなに嫌なんだから万が一でもそういう場面に遭遇しちゃったら私死んじゃうかも。



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