淡夢【短編集】
『和輝へ
最初に謝ります。
ごめんなさい。
私、本当はすごく重い病気に掛かっちゃったんだって。
風邪にしてはしつこいから変だと思ったんだよね。
なんとかって言う長い名前の病気。
医者から言われたんだ。
私の手術が成功する確率は、砂漠に落とした小さなガラスの破片を探し当てるくらい難しいんだって。
だから私、手術しないことにしたんだ』
涙があふれてきた。
「バカやろう……ぅ……探してやるから……砂漠に落としたガラスの破片くらい……俺が探してやるから! だから……だから……くっ!」
最初に謝ります。
ごめんなさい。
私、本当はすごく重い病気に掛かっちゃったんだって。
風邪にしてはしつこいから変だと思ったんだよね。
なんとかって言う長い名前の病気。
医者から言われたんだ。
私の手術が成功する確率は、砂漠に落とした小さなガラスの破片を探し当てるくらい難しいんだって。
だから私、手術しないことにしたんだ』
涙があふれてきた。
「バカやろう……ぅ……探してやるから……砂漠に落としたガラスの破片くらい……俺が探してやるから! だから……だから……くっ!」