bluemoon‐狂愛‐



そこでガラッとドアが開いた。


「あ、先輩」


夏樹はキャーだなんて頬を真っ赤にしている。



「こんにちは、蒼木さん、と」


先輩は夏樹の方を見る。




夏樹は、ハッと気付いたような顔をし

「夏樹って言いますう、先輩こんにちは」


と甘々な声を出した。

< 28 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop