初恋草



「早希ー、準備できたー?」




「うん!OKだよ♪」




「じゃあ、行こっか!!」





部屋から出ると、目の前には………。







「早希」

と、呼ぶ声。



あたしたちが着替えるのを、部屋の前で待つなんて、コイツしかいない。



「陽!」


「かわいいな、そのカッコ!」


「ありがと♪
陽のためにがんばったんだよっ////?」




早希がそう言った途端、顔を真っ赤にする陽。





ちょっと~……



あたしの存在忘れてない?
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