青のキセキ

【大和side】

出張から帰ってきてから、早一ヶ月余り。




時間の許す限り、美空と二人で会った。


食事はもちろんのこと、会社が休みの土日はホテルに泊まったり。


もちろん、会社近くには泊まらない。少し離れた場所で。





美空を抱く度、俺はあいつに溺れてゆく。


過去に抱いた女や綾に不満があった訳じゃない。それなりに満足してた。


こんなに相性のいい女がいるなんて知らなかったから――――。






無我夢中で美空を求める。彼女もそれに応えてくれる。





愛してる。




気持ちを全部ぶつけるかのように、美空を抱く。



昂る欲情を押し込むかのように...。