ボディーガード
朱里「お生憎様、男なんて信用してないし。特定の男なんて要らない。今は仕事に集中したい」

仁「そうなんだ。じゃあ俺も信用できないの?」

朱里「さあ、どうかな?」

仁「女って男みたいにセックスとかしたくならないの」

朱里「なるよ、他の女性がどうかはわからないけど、女だって男と同じで性欲はある。セックスしたくなったらセフレの所に行けばいいし、その方が仕事に集中出来るし」

仁「お前性別間違えたんじゃねぇ?」

朱里「そうかもしれないね。」

仁「マジな恋愛した事ないんだ?」

朱里「どうだろう・・・」

本気の恋愛・・・頭に浮かぶのはあの人の顔
思い出す度に心が痛くなる

仁「結婚にも興味なさそうだな」

朱里「ない。まだ結婚って歳じゃないし、そんな面倒くさい事したら仕事出来なくなるし」

仁「そんなにマネージャーって仕事が好きなの」

朱里「あ、いや私の本当の仕事はマネージャーじゃないし」

仁「何?」

朱里「秘密、今はあんたの命を守る事かな」

仁「ふーん、やっぱりそうか」

朱里「やっぱりって」

仁「俺が狙われてるのを知ってるのに朱里をマネージャーにするなんておかしいと思ってたんだ。」

朱里「正解、私は貴方を守る為に来たの!雅人と幼なじみって事は本当だよ。」

仁「俺は女に守ってもらうつもりはない」

朱里「はいはい、でもこれが私の仕事なの、あなたを守るためなら命を懸ける。これが今のあたしの任務」

仁「勝手にしろ」

朱里「勝手にさせてもらうわ。早く着替えて来て」

仁「ああ」
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