HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
姉貴の蘭(ラン)は俺のいちばん、痛い所を突きやがる。


「大丈夫…秘書の私がしっかり、フォローするから、大船に乗ったつもりでいなさい」



「・・・」


親父もお袋もなんでこんな時期に世界旅行なんて出かけるんだ…



面倒臭い…


俺は渋々、親父の代わりに社長になった。



* * *


「はい、これに目を通して…」


俺のデスクに書類を置く姉貴。


俺の親父の会社は総合企画会社『ホワイト・プロモーション』。


冠婚葬祭、会合、旅行、コンサートあらゆる企画・運営を手がける新進の今、注目される企業の一つ。


最近、飲食業にも進出。

親父は地道に、業績を伸ばし続けた。


もともと、財閥の御曹司だし、総資産は俺にも想像できないくらい莫大だった。





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