one's whereabouts


でも、あの出来事がフラッシュバックしてしまったから。



「……っ」



擦り傷だらけの足を動かして、必死になって走った。




遠くで私を呼ぶ声がしたが、聞こえないフリをして。




周りの人は私を不審そうに見ていたが、そんなことを気にする暇もない。




走って、とにかく走って、どこかに逃げたかった。



捕まりたくなかった。


その一心で。



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