one's whereabouts


さっきよりもきつく手を握る。


爪が皮膚にぐっと食い込み、血が滲んだような気がした。




「彩葉」



『出てってくれ』って言われるのかな。


お金もないし、人脈もない。



そしたら、私はどこに行けばいいんだろう。




――ああ、違った。



最初から、私の居場所なんてないんだった。



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