アナタとの距離

「ただいま~。っても誰もいないんだよね。」

何年たっても言ってしまう。 

もう、自分の家は無いの、返答は無いなんて分かってるのに、時たま期待しちゃうんだ。



『おかえり』




って、パパとママが笑顔で出迎えてくれるなんてね、。



そして、この寂しいアパートから、あの思い出の家に場面がマンガのようにパッと変わって、『今までのは、悪い夢だったんだよ。』



なんてね。。


< 72 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop