動化家3
バリア
リリとサリアは変装して、ガイラスの城に来た。

ノックをすると、ガイラスが出てきた。

ガイラス「誰ですか?」

偽物の名刺を2人は出した。

ガイラス「魔法の本出版者?聞いた事ないな。」

リリ「裏の魔法の本出版者です。」

ガイラス「裏?」

サリア「えぇ…。魔力が強い人や力がある人の噂を耳にして、数々の本を出版しております。魔力を込めた本なので市場には売る事は出来ず、私達の裏の魔法の本出版店で取り扱っております。」

リリ「警察とも手を組んでいますので、違法な魔法でも大歓迎です!今回、ガイラス様の噂を耳にして参りました。」

ガイラス「なるほど。まぁ入って下さい。」

2人は中に入った。

ガイラスは、自分の部屋に2人を通した。

ソファーに座り話しの続きをした。

サリア「申し遅れました。私は、大魔法使いリアです。」

リリ「リア様は、今まで使っていた魔法の本に話しかける能力を持っております。」

サリア「ガイラス様の魔法の本を見せていただきませんか?」
ガイラスは、本を持ってきた。
ガイラス「丁度、処分しようとしてたんだ。なんせバリアが張ってあるから、本に触れる事も出来ないんだ。新しい本書いて、利益がある方がいいな。金にも困ってるしな。」

ガイラスの本をサリアは受け取った。

手をかざした。

サリア「この本は、魔力が弱っています。今すぐこちらで魔力を取り除きます!いいですね?」

ガイラス「頼む!」

サリアは、手から光を出して取り除いたように見せかけた。

サリア「取り除きました!これはもう、ただの本ですので、こちらで処分を致します。」

本を袋に入れた。

リリは、白い本を出した。

リリ「手をかざし、魔力を溜めてから書いて下さい!」

ガイラス「分かった!」

言われた通り実行した。

すると、ガイラスは倒れた。

リリ「本に触れると眠る薬を塗っておいて良かったわ!行くわよ!」

サリア「はい…!」

2人は部屋を出た。

しかし、夜桜にリリは捕まった。

夜桜「やはり来たわね?」

リリ「サリア!逃げなさい!」
サリアは猛ダッシュで、外に逃げた。

夜桜「兵士よ!サリアを追いなさい!」

たくさんの兵士が追いかけ行った。

夜桜「バカね?あなたは人質になったし、サリアは兵士に捕まるわ!あなた達の命はないわよ?」

夜桜は、魔法のロープでリリを縛り、ガイラスの部屋に一緒に入った。
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