ゆびきり

なんで?

【陸斗サイド】
 いつものように、俺は愛羅を迎えにいった。
 それが、嬉しかった。ずっと日常だと思っていた…
 ピンポーン
 いつも通り、愛羅のお母さんが出た。
「もう少しって言ってるのよ。ちょっと待っててね」
 って、愛羅のお母さんがいったおよそ5分後に、愛羅が出てきた。
「ごめん、遅れた!」
 俺は、何も言わず愛羅の手を、ひいた。愛羅も何も言わずについてきていた。
「いきなりごめん!急がないと、優姫に怒られるだろ?なっ?」
 愛羅は、にっこりと笑って、
「そうだね!走ろうか!」
 って言ってくれた。

「愛陸遅い!」
 優姫、俺らをまとめて呼ぶんじゃねーよ!毎回!
「すいませーん!私のせいです!」
 愛羅が、誤る気もなく返事をした。
「愛羅ちゃん、誤る気ないじゃん。」
「俺も、そう思う!」
 2人に、賛成!
「誤る暇があるなら、早くいくぞ!遅刻するからな!」
「ということで、全員で走っていこ!よーい、どん!」
 この愛羅の掛け声で、俺達は走って学校に向った。
< 10 / 91 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop