ゆびきり
 私は、陸斗と一緒に下校した。もちろん、さっきした約束があるからね。嬉しいんだ。この時が、いつまでも続けばいいのに…
「着いたぞ!愛羅。」
 ボーっとしていたんだ、私。陸斗に、見とれてたのかな?
「あっ、ごめん!早くいこ!」
 私は、自分の家のように入っていった。
「おい、愛羅!俺の家だぞ!」
 陸斗に、ツッコまれた!珍しい…
 

 私達は、陸斗の部屋に入った。
「相変わらず、何もないね…」
 あれ?陸斗?顔が、真っ赤になって、茹ダコみたい!
「はははは…」
 そんな陸斗の顔を見たら、笑いが止まらなくなった。
「愛羅?どうしたんだ?笑いすぎだろ!」
 そんなことを、言っている陸斗も笑い出した。2人で、ずっと笑っていた。

 

 結局、私たちは笑いすぎたせいで、何も出来なかった。
 だから、陸斗にノートを借りて私は自分の家に帰って行った。
 


 次の日が、悪夢の日になるとも知らずに……
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