ゆびきり
「あのね、陸斗。あたし決めたよ」
 唇が離れて、少ししてあたしは陸斗にさっき決意したことを話した。
「愛羅が決めたことだから、いいんじゃないか?俺も、お前と一緒にいたいし」
 さらりと、恥ずかしいことを言ってくる陸斗。
 そんな陸斗が大好きなんだよー

 お母さん達には、悪いことしちゃうけど、陸斗と一緒にいることがあたしに夢だから…
「あのさ、愛羅…」
 陸斗が言いづらそうに口を開いた。
「氷室の事で悩むなら、同棲とかしちゃう?」
 陸斗の言ったことが嬉しかったから、実行しようかなって思ったけれど、1つ問題に気が付いた。
「どこに住むの?」
 陸斗は、めっちゃ真顔で
「俺、もう少しで一人暮らし始めるからさ?そこに一緒に住めばいいじゃん!」
 名案なのか、何なのかわかんないけど、24時間一緒にいれるなら、あたしはそれでもかまわなかった…
「わかった。そうしよう!」
 あたしは、陸斗の案に乗ることにした。

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