性悪王子の婚約者!?
マ「すみません。」


小「大丈夫だけど…」

マリアなんか泣きそうな顔してる。

小「マリア。
  なにかあったなら
  話聞く位はできるからね?」


マ「ありがとうございます!!」

よかった!

笑顔に戻った!


ラ「おい、貴様。」


マ「ライ。小春様にその口の聞き方は
  ないわよ。」


おぉ…怒気をはらんでるぞ…

マリアがこんなにキレてるなんて…

ラ「…婚約者。」


身の危険を感じたのね…

婚約者に変えた。


まぁ…私も怖いもん。

マリアは怒らせないように
努力しよう…

マ「ライ。」


小「小春でいいよ。」

マ「小春様!
  いけません!
  この分からず屋に
  そのような!!」


小「いいんじゃない?
  認めてない奴を
  様付けになんかできないよ。
  私もできないもん。」


うん。できない。

そこまで人間できてないからね。

なら認めてもらえばいいものだもんね。


小「そのかわり私を認めてくれたら
  ライって呼ばして。
  別に様付けで
  呼ばれたい訳ではないからね。」

ラ「なぜお前に名前で
  呼ばれなきゃならん!!!」

小「認め合えて、お近づきのしるし?」

ラ「なぜ貴様と!!
  お近づきにならなきゃならん!」
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