蒼空~キミの名前を呼ぶ~
言葉の代わりに溢れ出たものは…
――――…涙。
止まらないの、涙が…。
冷たい蒼空の視線に、耐えられないよ……。
ねぇ…、
キミの世界にはもうあたしはいないの…?
視線は蒼空からだけじゃなかった…。
まだ下校中の生徒たち…。
少ししかいないけど、この時は舞台の上でたくさんの人たちに見られてる気分だった。
――――…見ないで……。
その時、腕を後ろから引かれた。
クルリと方向が変わって、誰かの腕に包まれた。
びっくりしたとか…、そんなのは全くなかった。
ただその人があたしの……
涙を隠してくれているようで…、
冷たい視線からあたしを守ってくれてるようで…、
――――…安心したの。