蒼空~キミの名前を呼ぶ~


今日は土曜日。
まどかとショッピングの予定。

でも、近くにそんなお店ないから電車乗って遠くまで行かなきゃいけないんだよねぇ…。


不便だわぁ……。





「お母さん、おはよー」



「美紗、あんた顔赤いわよ?
熱あるんじゃないの?」



お母さんに言われて、少し体が重いことに気づく。




「うぅ…、風邪かなぁ」



「ほら、熱計りなさい」


そう言って渡された体温計を腕に挟む。





まぁ、そんな高くはないだろうし…

大した熱じゃなかったら、まどかとショッピング行こう。





――ピピッ



「……んん!?」



「何度なのー?」



「どえぇえぇー!?
お母さん! この体温計、壊れてる!!」



「壊れてないわよ。
早く見せなさい、バカ娘」




だだだ、だって!!

39.7℃だよ!?


ありえない!!!!
こんな、元気だしっ!!



てか、今バカ娘って言ったよね!?

ひど!! それでも、アンタ親か!!




「あらー、高いわねぇ。
今日1日、家で寝てなさい」



「えぇ!? 今日、まどかと遊ぶのに!!」



「そんな体で行ったら迷惑でしょ!!
行けないって連絡しなさい!!」




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