蒼空~キミの名前を呼ぶ~




「ははっ、じゃあ頼むわ!」


「任しといてよ!」






あんな紙が無くたって…


あたしたちは、お互いに気持ちを伝えることができる。

したいことが言える。



それを実行できる未来がある――。







「帰ろっか、蒼空っ!!」


「おう」





あたしは、そっと蒼空の手をとった。


あたしの手に伝わる蒼空の体温。






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