蒼空～キミの名前を呼ぶ～

「よしっ！
作戦会議しよっ、まどか！」


「そう、来ぉへんと!!!!」




きっとまどかなら
すっごい方法考えてるんだろうなぁ。






「じゃあ、まどかちゃんの
アプローチ講座を始めまぁす!!



積極的に！


笑顔で！


諦めない！






以上で、まどかちゃんの
アプローチ講座を終わりまぁす!!」




……うん？

終わり…？


え!?

「それだけ!?」

「それだけ。」


驚いたあたしを見て
まどかは呆れたように言った。


「当たり前でやろ。

高野くんのこと一番知ってるのは、
まどかじゃない。
ミサや。

ありのままのミサで話しかけ!!」


にこっと笑顔を向けるまどか。






つくづく思う。


――まどかはすごいって。




「納得した？」

「うん、すっごく納得した。」


「じゃあ頑張ってね、親友!!」


へ？

しん…ゆう…？


「だれが!?だれの!?」

「へ？ミサがまどかの。」


あたしがこのスーパーガールの!?


「いいの!?」

「イヤなの？」

「イヤなワケないじゃん!!

あたしで…、いいの？」

「だーかーら！
何回も言わせんといて！」